コラム

その人で本当に大丈夫? プロ小説家やプロライターはゲームシナリオを書けるのか

最近、アニメ脚本に近いゲームシナリオ、小説に近いゲームシナリオも見られるようになってきました。改めてゲームシナリオとは何かをご説明します。


今回の記事をざっくり言うと…

  • ゲームシナリオは主観的な文章で書かれる。
  • 読み手の感情移入を促すように書くことが大事。
  • 同じ主観的な文章でも、演出を踏まえて、省くべきものを省くところが小説とは違う。
  • 技術が違うので採用の際、異業種の経験に惑わされないようにする。


入社したばかりのシナリオライター職Aさん。Aさんは学生の頃から同人誌を執筆してきて、腕に自信があります。今日からさっそくシナリオ制作開始です!

しかし、いきなり問題にぶち当たってしまいました。

自分の文体が合わないらしく、修正ばかりなのです。

「そもそもゲームのシナリオって何なんだろう……他とどう違うんだろう……」

皆さまはこのような経験がおありではないでしょうか。

ゲームシナリオ。

「ゲームに表示されているアレでしょ?」

とはいうものの、そもそもゲームシナリオとは何なのか。他の文章とどう違うのか。

ひつじぐもの研修用資料から読み解いていこうと思います!

文章を書くのが好き、脚本を書いてきた……そういう方も、こちらのコラムで、ゲームシナリオについて知っていただければと思います。

ゲームシナリオとは?

(狭義的には)ゲームに表示される「主観的に」書かれた文章や台詞のことになります。演出に関わる指示文章(背景や絵、音楽、注釈)を含む場合もあります。

ここまでで、へーっと思った方は、ぜひ初心者シナリオライターが知っておくべき基礎知識をおさらいしてくださいね。

女性向けコンテンツのシナリオライターといえば、ドラマCD(特にいわゆるシチュエーションCDといわれるボイスドラマ)を執筆したい方も多いと思いますが、ここでは割愛します。

コラムやブログ記事とゲームシナリオの違い

さて、コラムなどとの違いについてです。

いきなり、ゲームシナリオとはどのような文章だ、というよりもその辺縁にある媒体を例に挙げて、違いをご説明します。

ゲームシナリオとコラム。全然違います。でも、なんとなく違うことはわかっても、何が違う、と明確に指摘できる方は少ないのではないでしょうか。

次の文章を見てみましょう。

久しぶり~! 会えて嬉しい!
 
久しぶりの再会に喜びを感じました。


内容は同じですが、いったい何が違うのでしょうか。

上の文章は、親しみがこめられているように感じます。「そうだよね、私もだよ!」と思わず返してしまいそうです。

下の文章は、政治家がしゃべっているような印象です。どこか他人行儀で、本当に会えて嬉しかったのか、これだけではわからないとすら思えてしまいます。

上の文章を主観的な文章、下の文章を客観的な文章といいます。

客観的な文章は、主観的な文章に比べ、冷たい印象を与えます。

コラムやプレスリリース等は、情報を伝えることが主目的であることが多いので、客観的な文章がメインになりがちです。

逆に、ゲームシナリオはどうでしょうか。恋愛ゲームをプレイしたことを思い出してください。愛をささやいてもらう時にはニヤニヤし、ピンチの時には一緒にハラハラして、悲しいときには涙がでてきたはずです。つまり、ゲームシナリオはキャラクター(主人公含む)に感情移入させるため、主観的な文章で書かれる必要があるのです。

良いシナリオは、感情移入させる

その中でも、「良いシナリオ」といわれるものは、いったい何を備えているのでしょうか。

正しい日本語で書かれていることでしょうか。それも、ひとつの考えとして、間違ってはいないと思います。

キャラクターを好きになれること。と思った方は、かなり正解に近い考えをお持ちです!

ひつじぐもでは、お客様(読み手、リスナー、ユーザー、プレイヤー……状況によりさまざまです)の感情を刺激する(感情移入できる)文章ではないかと考えています。

小説とゲームシナリオの違い

さて、感情移入させれば良いシナリオだというのならば、小説はどうでしょうか。

小説も感情移入させる媒体です。

では、小説とシナリオは同じなのでしょうか?

今度は、「主観」と「客観」とは異なった区分での見方が必要になります。

演出ありきの文章であるか否か、です。

ゲームシナリオは、最終的に美しいCG、音楽や音声などでパッケージされます。それを意識して執筆します。

気持ちのいい朝だということを小説で伝えたかったら、草木がそよいで……と情景描写から始まりますよね。ゲームシナリオでその必要はありません。なぜなら、晴れた背景が表示されるからです。

省くところは省いて、パッケージの完成度を高めていくのが、小説というそれそのもので完結するメディア(媒体)との違いになります。

採用決定? その経験で大丈夫?

文章を書いてきた経験から採用が決定。よくあることです。

応募の際、出版経験がある方は目にとまります。(結構多いです!)

しかし、ライター、小説等適したメディアは異なり、書けるとは限らないのです!

必ずゲームのシナリオを執筆してもらい(サンプルシナリオ等)自社に適した採用をしていきたいですね。

 

弊社でもゲーム企画・シナリオ制作のご相談に乗っています。お困りのプランナー様、ディレクター様は一度ご相談ください!

シナリオ制作のご相談はこちら


シナリオ制作実績の最新記事

企画・シナリオ制作はご相談ください

恋愛・乙女ゲームなどの「シナリオ制作」はもちろん、企画・ディレクション・デザイン・シナリオ・イラスト・運用・サポートまで、すべての工程について対応可能ですのでお気軽にご相談ください。
現状のターゲット層やテイストをヒアリングさせていただき、最適な企画・シナリオ制作をご提案します。
 
 
現在、毎月3社限定で無料シナリオ執筆をやっております。
恋愛・乙女ゲームなどのシナリオ制作をご依頼の場合、お取引に適しているかどうか、マッチングのご心配を極力減らすために、お申し込み前に、御社の仕様、資料に合わせて、サンプルシナリオ(5,000文字程度)を無料で作成します。
 

お問い合わせはこちら

pocket line hatebu image gallery audio video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status