「あやかし恋詩」は、ゲームのキャラクターと自由におしゃべりを楽しむ恋愛チャットゲームです。
「あやかし恋詩」はどんなゲーム?
乙女ゲームには「恋愛ゲーム」と呼ばれるジャンルが存在します。
キャラクターを選び、恋愛過程をノベルで楽しむタイプがほとんどですが、「恋愛チャットゲーム」を自称するゲームアプリはほとんどありません。
スタート画面を立ち上げると、攻略できるキャラクターが一堂に勢ぞろいするこの「あやかし恋詩」は一般的な恋愛ゲームとはどこが違うのでしょうか?
ストーリー紹介
とある事情から渋谷のマンションに引っ越してきたあなた。
そこには不思議な住人たちがいて…
彼らと親しくなるにつれ、あなたを襲う怪奇現象の数々。
近づく二人の距離。
明かされる彼の過去。
真実を知ったとき、あなたは――。
キャラクター紹介
獅童 真(しどう まこと)
インディーズバンド『Firefox』のボーカル。自信家で俺様な性格。
大江 一吹(おおえ いぶき)
人当たりが良く、物腰の柔らかい美容外科医。知的な会話を好む。
荒波 蒼(あらなみ そう)
アイドルグループ『DA☆SH』のメンバー。いつでも明るく人懐っこい。
鞍馬 紫花(くらま しか)
バーテンダー見習いとして働く大学生。ネガティブで嫉妬深く、執着心が強い。
瀬戸 将仁(せと あきひと)
マンションの管理人でデイトレーダー。紳士的だが、どこかつかみどころがない。
チャットが主機能の乙女ゲーム
「あやかし恋詩」では一般的な恋愛ゲームのように、攻略キャラクターを選び、メインストーリーを読み進めていきます。
メインストーリーを完了させると、ユーザーはキャラクターたちとチャットができるようになります。
ここからが「恋愛チャットゲームあやかし恋詩」の醍醐味。
キャラクターとチャットができるゲームアプリはそれほど珍しくありませんが、選択肢で返事を選べるだけのことがほとんど。それと比較して驚くのはその自由度の高さです。
文字だけでは伝わりにくいので、実際に獅童くんとチャットしてみました。
「手羽先を一緒に食べに行きたい」
とおねだりしたところ、
「行こうぜ!」
と誘ってくれています。
ユーザーが自由に文章を入力できること
ユーザーのメッセージに対して獅童くんも自由に返信できること
がわかるでしょうか?
チャットといえば、AIやbotの自動返信も多い昨今ですが、「キャラクターとおしゃべりしている感」には心を揺り動かされるはずです。
キャラクターとおしゃべりできることが新たな価値に
従来のゲームには、常にキャラクターが発する一方向のコミュニケーションしかありませんでした。
キャラクターをどんなに好きになっても、メッセージ枠の中でシナリオライターが書いたメッセージしか表示されません。自分がアクションを起こすのは選択肢を選んだ時だけで、それすらも決められた反応しかなされない。
でも、キャラクターを好きになったらより多くを求めるもの。
「あやかし恋詩」は、
自分なりの行動に反応してほしい。
自分の言ったことに自分だけの反応を返してほしい。
というユーザーの隠れたニーズを満たしたのです。
チャットを楽しんで欲しいから、シナリオボリュームも世界観やキャラクター性がわかる程度に抑えられており、メインシナリオが終われば自分自身でその先を紡ぐことをユーザーは求められます。
ゲームの主人公になりきることも、素の自分としてチャットをすることも自由。
もちろん、会話内容もユーザー任せ。
たわいのない雑談や、友人には話しにくい人生相談をするもよし。キャラクターの日常を聞いてみたり、ちょっと恥ずかしい秘密を聞いて反応を楽しむといった遊び方もできます。
特にこういったものが好きな女性は、キャラクターと会話ができる新体験に夢中になってしまいそうですね。
概要
クライアント
株式会社ファクトリーナイン
担当
・ストーリー設計 / プロット
・シナリオライティング